USDT の TRC-20・ERC-20・BEP-20 の違いと選び方
USDT は 1 つの通貨ですが、複数のブロックチェーン上に存在します。ネットワークの違いと、送付で資産を失わないための方法を解説します。
同じ通貨が複数のネットワークにある理由
Tether 社は USDT を複数のネットワークで同時に発行しています。価格はどのネットワークでも同じですが、技術的には別々の資産です。TRON 上の USDT が「勝手に」Ethereum に移ることはありません。
主なネットワークの比較
| ネットワーク | 規格 | アドレスの先頭 | 手数料 | 速さ |
|---|---|---|---|---|
| TRON | TRC-20 | T | 安い | 約1〜3分 |
| Ethereum | ERC-20 | 0x | 混雑時は高い | 約2〜5分 |
| BNB Smart Chain | BEP-20 | 0x | 安い | 約1分 |
Ethereum と BNB Smart Chain のアドレスは見た目が同じ(0x で始まる)ため、アドレスからネットワークを判別することはできません。必ず手動で選ぶ必要があります。
どのネットワークを選ぶべきか
「いちばん安い」ではなく、受取側が対応しているネットワークを選びます。当サイトでは USDT を TRON(TRC-20)のみで受け付けており、アドレスの横にもそう表示しています。
送付前のチェックリスト
- 受取側が指定したネットワークを確認する。
- ウォレットや取引所から出金するとき、同じネットワークを選ぶ。
- アドレスはコピーボタンで貼り付け、先頭・途中・末尾の文字を照らし合わせる。
- 初回は少額でテスト送付する。
- TXID を控えておく。
誤ったネットワークで送った USDT は、多くの場合取り戻せません。